投稿

1月, 2022の投稿を表示しています

キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る④~<上半身の分離と連動性・距離感>

イメージ
キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る~ 第四弾!! 今回は、 「上半身の分離と連動性・距離感」 についてお話していきます。 「膝立ち」 ◆上半身のリリースと腕の動き! ・身体は利き手側の体の側面が相手に見えるように傾ける! ※無理のない肩の入れ替えを行うため ・リリースしたボールは相手のグラブへ一直線!  リリースポイントとグラブの芯を結んだ線で投げる。 ボールを上に浮かせてしまうとリリース時の力が上向きにに分散してしまい、指先からの力が逃げてしまう癖がつくのを防ぎます。 肩の入れ替えを体の中心を軸にして行う! 「正面」 ◆正対した状態で相手に投げる! ・肩幅よりも少し広めに足を広げる。  両足で立つことを意識。 ・股関節の体重の入れ替えを意識!  軸足側の股関節に体重を乗せる感覚と踏み込み足側に体重を移動させて止める感覚を身に付ける。 ・横回転、縦回転の体の軸を意識してスローイングする!  自分の身体が横(サイド)、縦(オーバー)のどちらなのかをつかむ! ・体の中心でボールを扱う感覚!  出力は身体から離れない方が、出せるので、なるべく体の中心を腕が走るイメージを身に付ける。 「距離!」 ◆実戦での距離感! ・7m(前進)  体が正面のまま投げる ・14m(塁間ハーフ)  肩を入れてスナップスロー ・28m(塁間)  余裕があれば、ステップを踏んでスローイング ・38m(対角)  ワンステップを力強くスローイング 距離感によって可能性のあるプレーを意識したキャッチボールをしましょう!

キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る③~<ボールを捕る!グラブさばき!>

イメージ
キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る~ 第三弾!! 今回は、 「ボールを捕る!グラブさばき!」 についてお話していきます。 「素手キャッチ」 ◆素手でボールを捕球! <ポイント> ・人差し指が上向きをキープ!  グラブの面が相手に見える状態をキープすることにつながります! ・肘が曲がっている状態でキープ!  肘が伸びきってしまうと、可動域が狭くなります。  肘にゆとりを作り、やわらかいキャッチングにつなげます! ・面を相手に見せることを意識!  手のひらを相手に見せることで、捕球確率を高めます!  この練習は、捕ることに特化したものです! 「当て捕り」 ◆グラブや素手に当てて捕球! <レベル別> 1、手のひらに当てて握り替え!  近くから投げてもらったものを手のひらに当てて捕るための基礎練習です。 2、グラブの側面に当てて握り替え!  掴めないので、自然と投げる手が近くになります。 3、グラブの芯に当てて握り替え!  ここまでできるようになったら、レベルが高い!  実践に使える状態です!  右手をそえる!握り替え特化の練習です! 「グラブトス」 ◆二人一組でのグラブトス! ・ノーマルトス ・バックハンドトス 中学生が練習のする回数は、少ないが実践の中での一瞬の判断からのトスは、意外と勝負を分ける。  実践で使う、低い、速いを意識!  グラブの出し方、面の向け方、トスのスピード・正確性のUPを目指して練習しましょう!

キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る②~<ボールを投げる!>

イメージ
キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る~ 第二弾!! 今回は、 「ボールを投げる」 についてお話していきます。 「コントロールUP」 ◆パラボリックスロー  かごにボールを入れる距離感や投げるものの重さによって、空間認知能力が鍛えられます!  ただ投げるのではなく、ゲーム性もあって、楽しくコントロール練習ができます!  距離は、近くても問題ありません!  入りそうな距離感をまずはやってみましょう! 「投げる」という経験値を積むことが大切です!   「様々な重さのボール」  小さなボールは手のひらや指先への意識UP! (ピンポン玉やゴルフボール)  大きなボールは身体を使っての意識UP! (ドッヂやバスケットボール) つかみにくいサイズで握力UP! (ソフトボール、ハンドボール) 様々なボールを投げることで、大きさや重さによってどれだけの出力が必要になるのかを知ることができます!  また、体のどの部分の感覚をつかみたいのかを道具を変えることで工夫してみましょう!

キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る①~<野球の楽しさを知る!>

イメージ
キャッチボール!~相手の胸に投げてアウトを取る~ 第一弾!! 今回は、 「野球の楽しさを知る」 についてお話していきます。 「キャッチボール」 ◆基本の考え  思いやりのあるボールを投げる  相手が捕りやすい所に投げる  相手からのボールを受け捕る  アウトを取るための基本!  なぜ練習でキャッチボールをやるのかと聞いた時の答えで、しっくりくるのは、「アウトを取るため!」でした。 アウトを取って喜び合える楽しさを知って欲しいと思います! 「投げることは楽しい」  ボールを思ったように投げることができるのは、楽しい!  ボールを速く、遠くに投げられることは、楽しい!  二人以上でやるからキャッチボールは、楽しい!  これを忘れては、上達しない! 野球を始めたきっかけの一つに、キャッチボールがあったのではないでしょうか? ボールを上手に投げられるのは憧れでした。 速い球が投げられるようになりたい。 遠くに投げれらるようになりたい。 ○○したい!という気持ち が得られるのがキャッチボールではないでしょうか? 「捕れるから投げてもらえる!」  速いボールを投げてもらえるのは、捕ってもらえるという安心感があるからです。  自信をもって呼ぶ!  グラブを出す!  まずはここから始めよう。  逃げてしまう人に対してボールを投げるのは、怖い。   上手くなろうと自分からボールに対して気持ちが向かっていく ためにも、少しずつでいいからグラブを出してボールを呼ぼう! 今回は、キャッチボールをするときの気持ちについて、また野球をする上でのキャッチボールの目的についてお話しました。  

走塁を極める!~一流のランナーへ⑨~<三塁走者の走塁>

イメージ
走塁を極める!~一流のランナーへ~ 第九弾!! 今回は、 「三塁走者の走塁」 についてお話していきます。 「三塁走者の基本」 ◆リード  三塁手がいる時 目安4m  三塁手がいない時 目安5m  シャッフルで二次リードをする。  ラインから一足分離れたところ。  アウトにならない一次リード。  少しのファンブルでホームインを狙う二次リードの意識。 「三塁走者の二次リード」 ◆右投手の場合    右投手ならば、ピッチャーが足を上げてホーム方向へ体重が移動してから二次リードをとる。  あまり自信がないランナー場合、セーフティリードで判断をする。 ◆左投手の場合  足を上げる場合は、上げた時点で二次リードをとる。    また、クイックの場合も同様で右足が動いたタイミングで二次リードをとる。  基本的には、左投手が牽制を三塁に速いボールを投げてくることはないため(暴投で1点が入ってしまうリスクがあるため)二次リードは出やすい。    二次リード後は、ライン上を帰塁する。基本は、手で戻るが、体制によっては、足で戻るのもOK。 「ホームスチール」 ◆スタートタイミング ①右投手のセットポジションに入る瞬間。 ②左投手のセットから2秒後にスタート。※目安タイム   ③捕手から投手への返球時。 ホームスチールは、場面だけでなく、打者やカウントも重要になります! どこで仕掛けるかを普段から決めておくか、場が整った時に決まる作戦だと思うので、チームで決め事をしておくと良いです。 また、打者を入れて練習しておくことでスライディングの場所や避け方なども共通理解してケガのないプレーにしておきましょう。 「バッテリーの隙」  投手や捕手に隙ができるのは、三振やツースリーからの四球後です。達成したり、悔しいという感情が出たりするタイミングで隙ができます。 ※ただし、ワンバンなどを止めてた場合は、ランナーへの意識があるので隙ができにくいです。 打者への意識が高ければ高いほど隙ができると考えます。 四番打者だから動かないではなく、四番打者との対戦に集中しているからこその隙をついた走塁が生きます! チャンスを広げられるランナーへ成長するためにも、観察して隙が生まれる瞬間を見つけていきましょう!

走塁を極める!~一流のランナーへ⑧~<二塁走者の走塁>

イメージ
走塁を極める!~一流のランナーへ~ 第八弾!! 今回は、 「二塁走者の走塁」 についてお話していきます。 「ターンスチール」 ◆一次リードの幅  通常と同じリード幅 目安5m  スタートかシャッフルでリードを出る。  大きなリードで、捕手からの牽制を誘う。  また、バント失敗時の牽制で狙われたときに、仕掛ける。  どの場面で使うかを走塁面、守備面で知っておきましょう! ◆注意点 ・捕手が送球する瞬間を確認して、スタートを切る。 ・捕手が投げるフリや追いかけてきた場合は、帰塁する。 ・切り返しのタイミングにスローイングを見て判断する。  優秀な捕手ほど、偽投をしてくる場合があるので、見極めが重要。    走者は、その時だけの動きにならないように、毎回どこまでリードすると投げてくるのかを意識して出るようにする。 「三塁を狙うタイミング」 ◆四球や三振のタイミング  捕手が目を切りやすく、投手も次の打者へ目がいくタイミングであるため走者への意識が減ります。 (特にツーアウト目を取ったタイミングは、気が抜けやすい) ◆セーフティバントの構えをしたときや、トライ後に打者意識が高まります。 (また、打者走者の走力があるとき) ツーアウトになったときに、走者から意識が切れやすくなります! その一瞬の隙を狙おう! 一つでも先の塁にいることで、エラーで1点、シングルヒットで1点とプレッシャーがかけられます! ツーアウトでもランナー三塁を毎回つくることで、得点率は必ず上がっていきます! 常に先の塁へ! バッテリーと守備へのプレッシャーは、仲間の打者への最大の手助け! 普段からの意識で得点を獲れるランナーになろう!  

走塁を極める!~一流のランナーへ⑦~<二塁走者の基本・走塁>

イメージ
走塁を極める!~一流のランナーへ~ 第七弾!! 今回は、 「二塁走者の基本・走塁」 についてお話していきます。 「基本」 ◆リード幅  目安の距離は、5m  二次リードは、9m地点を目指す。    投手のクセ、セカンド・ショートの動きによってリード幅を決めます。    また、キャッチャーからのフラッシュサインも可能性あり、 誰がサインの主導権を握っているかを見極める とリードしやすくなります。  ベースに選手がいないため、コーチャーのサポートが非常に大事になります。 ◆リード  オンラインのリード・アウトラインのリードの使い分けについて ①オンライン…塁と塁を結ぶ直線上のこと(※次の塁への最短距離) ②アウトライン…塁線上より1~2m程度後ろのこと(※次の次の塁への最短距離) 「オンライン」 ◆一つでも先の塁への進塁を狙う場面 ・一塁ランナーの時、仕掛けない場面 (ワンウェイ)、バント、盗塁の時 ・二塁ランナーの時、バント、盗塁の時(ノーアウト、ワンアウト) ※特例 ツーアウトで盗塁を仕掛ける場面 ・三塁ランナーの時、常時 「アウトライン」 ◆次の次の塁を狙う場面 ・一塁ランナーの時、エンドラン (セーフティーバント) ・二塁ランナーの時、エンドラン  ツーランスクイズ (ノーアウト、ワンアウト) ※特例 打者が打撃で1点取りに行くとき(ノーアウト、ワンアウト) ※常時ツーアウト 「二塁走者の考え方」    リードの仕方については、それぞれのチームや個人で変えるところが多いと思います!  個々のレベルに合わせてスタンディングやセーフティリードと組み合わせてみましょう!  面白くなるのは、二盗よりも三盗!  情報が多いからこそ、決まりやすくなります!    まずは、全球スタート勝負でどんどん上手くなろう!