チーム経営~選手と監督の思考④~<ミーティングでの心得2>


チーム経営〜選手と監督の思考④〜

第四弾!!

今回は、「ミーティングでの心得2」についてお話していきます。

前回に引き続き、ミーティングの役割について、雨天時や大会直前、そして試合の前後の場面についてお話します。



◆雨天時や大会前

 定期的に個人の目標や達成度の確認、個人の目標の再設定の場を設ける。

 その時に取り組むのは、目標への活動を明確化することです。どこまで自分が成長して、次は何に取り組むのかを考えます。

 大会前には、作戦やサインの確認、大会当日までの流れを確認します。

 イメージトレーニングをすることで、一度自分にいいイメージをもたせて、モチベーションアップにつなげます。
(会場の雰囲気、投手との対戦をイメージします。)

 大事なことは、選手と監督の心の一致です!
熱量が違うと、どちらももどかしい練習になってしまいます。

ここでは、確実に心のすり合わせをしましょう!


◆試合の前後

<試合前>

 試合の流れの確認とその日の選手交代などを伝えます。
(事前に個々への打診をするとよりスムーズに伝達できます。)
 
 また、その日の選手の調子をアップの時や、会場に向かうときに会話をしながらチェックするとより信頼性の高い指示をすることができます。

 攻めと守りのパターンについては、相手の投手によって、バントを多用、盗塁、ヒッティングなどを決めます。

 守りのパターンは、何点差での勝負になるかを考えて、前進するかを決めておきます。
 そうすることで、慌てずに選手だけで判断をすることができます。

 最後に心を冷静かつ高ぶるためのトークをします!
自分達が気持ちを上げることにつながるテーマを話すと試合前の雰囲気が良くなります!

 選手の顔を見て、声のトーンを上げて話しましょう!

<試合後>
 試合後は、自己分析をメインに行います。

選手だけで行う場合は、できなかったことに注目しがちになってしまうので、できたことにも目を向けた意見が出せるようにします。

監督からは、ここまでの練習や準備期間を含めて、成長のポイントを伝えられると良いです。

結果だけに目がいくと、頑張ったことが無駄だったという思考になりかねません。
 
できたこと、成長したことを認めて、褒めていくことを心がけましょう。

最後に、次回に向けての課題の確認です。
当然次の大会が続く場合は、変えていきたいことも伝えなければなりません。

選手と監督の課題が一致するように、確認をしましょう!

ミーティングを行う場面は、時と場合によって担う役割が違いますが、根本としては、監督と選手の意思のすり合わせです。

そして、チームの向かうべき方向性を再度確認するときに行うと効果的です!

効果的なミーティングにするためにも、その場ではなく事前の準備をしておくことが重要です。

どんなミーティングにするかをしっかりと準備した上で行えるようにしていきましょう!



 

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