経験値~すべては思考と行動から~
この経験値の差が成長速度を高めるには、とても重要であると考える。
経験がないから指示やイメージが伝わらない、経験がないから慎重になって挑戦できないことがある。
しかし、「挑戦しないことが最大の失敗である」というように、成功と失敗のどちらの経験も積むことができないのである。
そのために、「ナイストライ!」「今の行動をしたことは良かった!」と言葉をかけましょう。
そのうえで、「やってみてどうだった?」と、たまに聞いてフィードバックすることで、選手の気持ちを言語化させてみましょう。
フィードバックを指導者側が、毎回する必要はないと思います。
選手自身が挑戦をしたのなら、口を出すのではなく見守ることも重要になってくるからである。
なぜかというと、指導者の顔色を見ながら挑戦するチームや選手に育てても、主体的に行動する力が得られなくなってしまうからである。
それぞれの場面(走攻守、メンタル)で、より多くの経験値を積むことが重要である。
そして、成功体験のビジョンをつかませていくことで取り組みの質を高めていきましょう。
打撃や守備は物理的な距離、使う道具を変えることで、感覚を磨きましょう。
ここでいう感覚とは、空間認知能力を指します。
空間認知能力を高めるということは、距離感がつかみやすくなるということです。この距離感をつかむことで、タイミングを合わせやすくなったり、コントロールが上がったりします。
また、思考(設定)を提示することで、考えるネタを提供することができます。これは、同じことを繰り返すなかで、マンネリ化を防ぎます。
メンタルでは、緊張感、興奮、冷静をコントロールできるようにしていきます。
気持ちが緊張や興奮状態になった時に、集中力が高まって視界が狭くなってしまうことがある。
しかし、その緊張や興奮状態でも広範囲の視野を確保し、一点にピントが合った状態を作り出せるようにすることで、より高いパフォーマンスにつながると考えるからである。
持っている力を80~120%だすためには、メンタルの安定(コントロール)が必要になってくると思います。
日頃から、メンタルについては提示していくことで身に付くものがほとんどだと思います。イメージトレーニングやゲーム(勝負ごと)などを取り入れていくことで、自然と養われていく環境にしてみましょう。
以上のことを話していましたが、指導者としてできることは、挑戦できる雰囲気づくりや概念(セオリー)にとらわれない工夫を提供できる知識を身に付けておくことだと思います。
当たり前にやっていた練習や考え方を、一度自分の概念から外して見てみてはどうでしょうか。
コメント
コメントを投稿