時間は有限~どこで練習の効率化を図るか~
限られた時間の中で何ができるのか?
練習の効率化の中で、何を残し、何を削りとってこだわりとするのかが、問われている。
一回の練習を全力勝負でぶつかり、本気にさせて、本気で成長しようとする姿にもっていくかが指導者の腕の見せ所である。
その際に、選手のリアクションで改善の余地ありと感じたのであれば、変えることも策である。
また、想定内での継続、更なるアプローチを提供する引き出しを身に付けるもよし。
信念がブレることなく、変わること、変えることをいとわない指導者になりたい。
ここからは、事前にできる準備や管理、こだわりについてポイントを絞って紹介していく。
練習メニュー作り…事前に練習メニューを作成し、伝えておくことでその日の練習に対して、目的の確認や目標を立てて臨むことができる。
その結果、道具の準備や練習の説明をする際の、指示待ちの時間が無くなり、効率の良い活動へつながる。
会話やノートの活用…選手と指導者が言葉を交わすことで、伝えたいことが短い言葉で伝わるようになる。
また、ノートの活用をすることにより、選手からの疑問、目標が指導者側の意図するところと合致しているかが事前に確認することができる。
このような事前にできることを行うことで、選手と指導者が関係性を築き上げることができる。結果として、適切な時期にチームに必要な練習方法を提供することができる。
人数割・最適量…チームの人数によって、練習内容によっての最適な人数や、最適な練習量が得られるかの確認が必要である。
時間制限…ただ量をこなすメニューではなく、高い質で持続可能な時間を設定する必要がある。
目的…時間制限と同じく量ではなく、目的意識をもってワンプレーを行う必要がある。
課題を提示・設定…新チーム始動時には、現在のチーム状況を指導者が把握し、課題を提示することで、選手が目標を設定できるようにする。
達成度の確認…練習前の目標、練習途中のシェア、練習後のセルフトークなど、その日に行ったことをフィードバックすることが大切である。
その活動を行うことで、選手が新たな目標を再設定するきっかけをつくることができる。
最初に話した通り、選手のリアクションによっては、課題の見直し、選手からのフィードバック、最適化を目ざしての代案を考えることが重要になってきます。
そして、選手と指導者がともに成長できる関係であると、選手の主体性が高まり、すべての練習の質を高めることにつながる。
その結果、有限な時間の中でも成長する可能性を広げることができると考える。
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